5MwithH第6回プロモーション・オペラ公演ワークショップ開始/正統派クラシック.com

2017年度後期のワークショップが先週9月5日に始まりました。

MM代表/声楽家 岡嵜峰子の指導、音楽監督 大野光彦の指導・演出に加え、東浩市さんの演技表現指導が行われるこのワークショップは、2018年2月3日に行われるプロモーション・オペラ公演を目指します。

今回は、5日&12日のワークショップで行われた指導内容について書きたいと思います。

初回 5日は、オリエンテーション後、研究生の「歌と演技を通しての発声の悩み」を一人ひとり伺って、個々の後期の練習課題、ワークショップとしての目標を立てました。

一人ひとりの課題と改善のポイントとしては、次のような点が挙げられました。

※演技が付くと、どうしてよいかわからなくなる。

※声にボリュームがない。

※低音が響かず、安定感がない。

※レッスンの時に教えてもらったことが出来ない。

※演技が付くと気持ちは自然に出せるようになるが、音程が崩れやすくなる。

後期の全体目標

まず、歌唱力をつける。

そのためには、発声の練習を繰り返す。

プロモーション・オペラ公演を成功させたいという皆さんの願いとともに、「みんなの誓い」となったようです。

第2回のワークショップは、「みんなの誓い」へ向かうため、念入りに発声練習を行いました。

発声練習は、低い音から高い音までポジションを変えることなく声を押し出すような感じで行います。

高い音は、低い音をしっかり出す練習をすることで、安定と響きが伴う発声になっていくという指導のもと、低い音を繰り返し発声して、口を大きく開けて高い音を出す練習へと移ります。

このように丁寧に発声をすることで、口が柔らかく動くようになり、たっぷりと息を含んだ発声がしやすくなります。

喉にも身体にも負担のない声は、歌う人にとってはもちろん、聴く人にとっても心地よい音質として届けられるのです。

発声の後は、一人ずつ、コンコーネから歌いたい曲を歌いました。

今日、皆さんが歌ったのは、26番 19番 17番 41番でした。

 

コンコーネ
Giuseppe Concone
(1801―1861) 

イタリアの作曲家、声楽教師。1837~48年パリで声楽を教える一方、声楽教本を出版した。48年故郷トリノに帰り、宮廷オルガン奏者として過ごした。5巻より成る声楽教本「コンコーネ」は、作品9に50曲、作品10に25曲、作品11に30曲、作品12に15曲、作品17に40曲収められており、日本ではこれらを「コンコーネ50番」「コンコーネ25番」などとよんでいる。いずれも簡単なピアノ伴奏がつけられた独唱曲で、歌詞はなく、母音唱法または階名で歌われ、今日まで声楽家の重要な教則本になっている。[石多正男] コトバンクより

 

コンコーネは、ここに書かれている通り、合唱曲ではなく独唱曲で、良い歌い方を身につける基本練習の教本として使われているもので、美しく歌うために必要なことを学ぶことができます。

 

ゆったりと美しい曲もあれば、規則的な音階で変化する曲や高低差の激しい曲もあり、バリエーションも豊かで、教本というには勿体無いような曲集です。

(そして、歌い重ねる毎に難しさも実感します。)


休憩後は、舞台所作のお稽古。
舞台の出ハケ、ご挨拶、舞台の上のバリエーション、そしてそれに発声を加えての練習です。
お客様への感謝の気持ちを身体の動き、表情で伝える指導です。
最後の最後まで、気を抜かないで演じることは、舞台が作り出す夢を届け切るためには、とても大切なことなのです。


こんな風に、歌うことだけはなく、表現することも大切にワークショップは行われています。
来週は、いよいよワークショップでも「メリー・ウィドウ」の譜読み開始です。

 

Page:公演情報

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です